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「神の国」に入るために必要な「神の義」

★主イェスが語られた「神の国」についての言及をマタイによる福音書から抽出します。①6章33節「まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、これらのものは、すべて添えて与えられるであろう。」②12章28節「しかし、わたしが神の霊によって悪霊を追い出しているのなら、神の国はすでにあなたがたのところにきたのである。」③19章24節「また、あなたがたに言うが、富んでいる者が神の国にはいるよりは、らくだが針の穴を通る方が、もっとやさしい。」④21章31節「‥‥イエスは言われた、『よく聞きなさい。取税人や遊女は、あなたがたより先に神の国にはいる』。」★②の場合は、「神の国=神の支配」と解釈してよいと思います。③と④の場合は、終末に到来するであろう神の国のことと解釈出来ます。★それでは①の場合はどうでしょうか?恐らくどちらとも決めがたく両方に解釈できます。そこで、宣教開始の時に語られた言葉を思い起こします。「時は満ちた、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信ぜよ(マルコ1:15)」です。「神の国」と「悔い改め」が同時に語られています。キリスト者であれば「悔い改め」が「罪」と関係していると分かります。そこからもう一歩前進すれば、「罪」が「神の義」と関係していることが分かります。★このことから「神の国」の到来を求める者は、同時に「神の義」を持っていなければ「神の国」に入ることが出来ないことがわかるのです。★「わたしが律法や預言者を廃するためにきた、と思ってはならない。廃するためではなく、成就するためにきたのである。(マタイ5:17)。」この御言葉を語られた主イェスからその「神の義」をいただくのが信仰義認です。
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