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わたしが命のパンである

pcd07005
★「五つのパンと2匹の魚」だけで五千人の成人男性を養った奇蹟は、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの全福音書に記されている唯一の出来事です。★ヨハネによる福音書を読みますと、この出来事の後、主イェスは次のように語っておられます。「わたしが命のパンである。わたしに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決してかわくことがない。」★この中で主イェスは、「わたしに来る者」は「決して飢えることがなく」、「決してかわくことがない」と語っておられます。この二つの言葉で主イェスはいったい何を語っておられるのでしょうか?「イエスを信じる者は、この世にあって食料難や飲料水不足に陥ることはない」と主イェスは語っておられるのでしょうか?★先の言葉の中で、主イェスがご自身と関連付けているのは、まず「マナ」です。そして同時に、荒野の各所でつぶやいた時に与えられた「水」だと思われます。そして、この二つのうち「マナ」に焦点を当てれば、出エジプト記には、次の記述があります。「イスラエルの人々は人の住む地に着くまで四十年の間マナを食べた。すなわち、彼らはカナンの地の境に至るまでマナを食べた。」この記述から分かる事は、「カナンの地」に入るまでマナが与えられたということです。★この出来事を下敷きにして主イェスの言葉を考えてみますと、主イェスが語っておられるのは、イエスに来る「わたしたち」は「約束の地=神の国」に到着するまで、決して「飢えることもかわくこともない」ということです。つまり、主イェスは、イエスに来る「わたしたち」を「確実」に「約束の地=神の国」へと連れて行って下さる!ということです。
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