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人生の土台を堅固にする秘訣

★今日は箴言の第12章から、箴言の常道である、「悪しき者」と「正しい人」の対比を聞き取ります。(03)人は悪をもって堅く立つことはできない、正しい人の根は動くことはない。(05)正しい人の考えは公正である、悪しき者の計ることは偽りである。(06)悪しき者の言葉は、人の血を流そうとうかがう、正しい人の口は人を救う。(07)悪しき者は倒されて、うせ去る、正しい人の家は堅く立つ。★「悪しき者」について整理すれば「悪しき者は、偽りを計り、その口から出る言葉は、いつ人の血を流そうかと、時をうかがう言葉なのです」。反対に「正しい人」について整理すれば「正しい人の考えは公正であり、その口から出る言葉は人を救うのです」。ここから「悪しき者は、隣人を滅ぼすことを考え、正しい人は隣人を生かすことを考える」とまとめられます。★新約聖書が教える律法の要約は、隣人との関係では「自分と同じように自分の隣人を愛せよ」でした。そうしますと、今日の箴言の内容は、律法の要約の中に含まれています。★両者の結末もはっきりしています。「悪しき者は、倒されてしまい、堅く立つ」ことはできません。しかし「正しい人の根は、動くことがなく、その家は堅く立つ」のです。ここで言う「根」とは土台・基盤と置き換えることが許されるでしょう。とすれば、自分の人生の土台を堅固に保ちたいと願う人は、「自分と同じように自分の隣人を愛する」生き方を選ぶことだ、となります。上手く行かないことを恐れず、いじけず、コツコツと進みましょう。
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