被造世界の管理者として、為政者の為に祈る
15/07/18 00:00
★いつの時代も「人間の現実は変わらない」ということを知るルターの言葉に出会いました。☆「わたしたちが笛を吹いたのに、あなたたちは踊ってくれなかった。弔いの歌を歌ったのに、胸を打ってくれなかった。(マタイ11:17)」。☆今の時代もまだこの通りである。人が福音を説教しても役に立たない。律法を説教しても役に立たない。笛を吹いても踊ってくれない。人が嘆いても、彼らは悲しんでくれない。☆人は邪悪な世を本当に楽しむことも、本当に悲しむこともできない。この民は律法も福音も理解せず、また理解しようともしない。彼らを罪人にすることもできず、罪に対して勇気づけることもできない。彼らを見えなくさせることも、見えるようにさせることもできないのである。☆ある人が意のままにに生きるなら、それは正しくない。また、他の人が、きびしい厳格な生き方をするなら、それも適切でない。いったい人はこのひどい世でどのように生きるべきなのか。☆たとえこの世が何も正しいことをしないにしても、人がこの世のすることをすべてほめたたえるなら、この世は喜ぶのであろう。★「もし神の真実が、わたしの偽りによりいっそう明らかにされて、神の栄光となるなら、どうして、わたしはなおも罪人としてさばかれるのだろうか。むしろ、「善をきたらせるために、わたしたちは悪をしようではないか」★今の時代、為政者の中に、まさにこの論理構造を持つ言葉を語る人たちが多いように思えてなりません。ですから、為政者の為に祈ることが必要なのだと教えられます。「すべての人のために、王たちと上に立っているすべての人々のために、願いと、祈と、とりなしと、感謝とをささげなさい。」