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天に、宝をたくわえなさい


★今日考えますのは、次の主イエスの言葉です。「あなたがたは自分のために、虫が食い、さびがつき、また、盗人らが押し入って盗み出すような地上に、宝をたくわえてはならない。むしろ自分のため、虫も食わず、さびもつかず、また、盗人らが押し入って盗み出すこともない天に、宝をたくわえなさい。あなたの宝のある所には、心もあるからである。」★この言葉を逆に考えましょう。そうしますと、私たちが通常宝だと考えるものは、虫が食ったり、錆びてしまったり、盗人らが盗みたいと思う物であるということです。そして、そのようなものを宝とすることをやめなさい、という勧告です。★次に、ユダヤ人にとりまして天とは、場所的な概念と言うよりはむしろ、主なる神様ご自身のことを意味する場合が多いので、今日はその理解に立ちます。そうしますと、自分の宝を天にたくわえなさいとは、詰まる所、自分の宝を主なる神様の御前にたくわえなさい、となります。★ここまでは良いのですが、次の言葉が問題です。主イエスは「宝のある所には、心もある」と語られました。ということは、主なる神様の御前に置かれる私たちの宝とは、詰まる所、私たちの心である、となります。ここまで考え至りますと、「天に宝をたくわえる」という言葉を軽々しくは語れない自分に気づきます。なぜなら、「天に宝をたくわえる」とは、ちょっと角度を変えて言えば、「主なる神様、これがわたしの心です。是非、見てください」という生き方で生きることになるからです。★恵みにより、御霊なる神様がキリスト者に内住してくださるということが何と幸いなことか、とつくづく思わされます。助け主の働きに感謝します!
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