御子イエスは被造世界を完成させる為にお生まれになりました
24/12/17 00:00
★クリスマスに次の御言葉です。「神は、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。ひとり子を信じるものがー人も滅びないで、永遠の命を得るためである。(ヨハネによる福音書第3章16節)★続いて、ルターのコメントです。「あなたはー人の人間であって、この世のー部であるから、この御言葉は、ペトロやパウロと同様、あなたにも大いに関わることなのである。だから、「御子が与えられ、彼によって永遠の命が約束されている人々のー人に私が入っているかどうかわかるものか」などと考えてはいけない。なぜなら、それは、私たちの主なる神を偽り者にすることだからである。それゆえに、このような思いが浮かんだら、あなたは、悪魔がすぐそこにいるかのように十字を切って、そんな思いに惑わされないように、そして「なぜ、私は、ペトロでもパウロでもないのに、などと気にかけるのだろう」と言いなさい。もし、神がこの宝を彼らや彼らのようにそれにふさわしいような人々にだけ与えようとされたのだとしたら、彼は、それをきよく汚れのない霊である天使たちやもしくは太陽や月にお与えになったであろう。しかし、ここには、神は御子をこの世にお与えになったと記されており、そこに値うちがある。それゆえ、たとえ私がペトロでもパウロでもなかったとしても、私はこの贈物から締め出されることはないであろう」★ルターに逆らうわけではありませんが、ヨハネが「世」と記した所に「人間だけ」を読み取るべきではないでしょう。大きく言えば「世」とは被造世界全体のことでしょう。神は「世」を愛され、永遠の命を得た人たちが生きる「神の国」として完成なさるのだと信じます。